GM×2 - 第8話 MISSON (未完)

※注意!
GM×2は2017年8月現在、8話以降の話が未完成状態にあります。
これ以降のものは「プロット段階」のものであり、大まかなストーリーがメモ程度にしか書かれていません。
それでもいい、とにかく結末だけ知りたい、という方のみお読みください。



[MISSON]

【打ち上げから20分後、予定宙域に達したドロレスはアランとの通信を再開する】

「アラン。何か動きはありましたか?」
『燃料噴射の熱は捉えられただろう。が、今のノーバディはレーダーに映らない。補足はされていないはずだ』


【宇宙使用に改装されたノーバディに関する描写】

機体下部には再突入時に備えて耐熱パネルが追加されている。その上には耐熱塗装、さらにその上にレーダー波吸収塗料。
武装はかなり貧弱だ。宇宙空間では機銃は使えない。もしもこの無重力空間で機銃を掃射すれば、機体はあらぬ方向で飛んでいくだろう。そのため今回はレーザーに換装されているが、発射可能回数はスズメの涙程度だ。
メイン、サブパイロンは空っぽ。ここをふさいでいたロケットユニットはすでに切り離している。センターパイロンは巨大なドリル状の物体―――探査ドローンが接続されている。


【目標が目視できるようになる。ここで初めて、アランが目標の名を口にする】

『見えてきたぞ、ドロレス。あれがエイリアンの母艦―――スフィアード・ペンタゴンだ』


【目標に近づくにつれて監視衛星群に突入する。
 監視衛星を避けつつ、さらにイオンエンジンの噴射をできるだけ最小限に抑えながらノーバディを操作する。
ゲームでは加減速を行う、急激な姿勢変更を行う、監視衛星に近づくなどの行動により監視衛星に発見され、攻撃を受けるという設定】

『周囲の警戒衛星に注意しろ。それは熱源を探知すると、アラートを発信すると共にレーザーを照射してくる。見つかったらアウトだ。衛星の近くではくれぐれもイオンエンジンを使うな。エンジンは姿勢制御にも使われている。加減速だけでなく方向転換をしても噴射する。いいか、もう一度言うぞドロレス。衛星の近くでは絶対に動くな!』
「わかっていますよ、アラン」
『しかし衛星に近づきすぎても、今度はレーダー反射で感知される。
 衛星の軌道を正確に予測することが大切だ。肝に銘じておけ。』

「それにしても、結構な数の監視衛星ですね。正規軍は大した戦力を持っていないと聞きましたが、そうでもないのでは?」
『あ、いや、違うんだドロレス。その監視衛星も、国連から委託された民間の企業が管理しているんだ』
「そうなのですか」
『ああ。確か「スカーレット・リーフ」と言う社名だったか。私達のようなPMCとは少し違って、政府から治安維持などを請け負っているクリーンな会社だ』
「スカーレット・リーフ、ですか? ………ふふっ」
『どうした、何が可笑しい?』
「いえ………そんな企業がまだ残っていたのですね〜、と思いまして」
『なにせ第1次エイリアン大戦の直後から存在しているからな』

【スカーレット・リーフを作ったのはRS3の登場人物という設定。なおこの設定は今後一切使われない模様】


【監視衛星を潜り抜けて、ドロレスは目標に到達する。スフィアード・ペンタゴンにアクセスするべく、ぐるりと一周しながら外観を観察】

『スフィアード・ペンタゴン突入後、ハッキングのためのドローンを投下しろ。
 こいつは物理接触によって直接サーバーにアクセスするための中継機だ』
「もしかしてそれは………」
『お前の想像通りだ。これは先日のチェルシーによるナーガ・ラージャのハッキングを参考に開発したものだ』

「何とか辿り着きましたね。さて、どこに着けますか?」
『スフィアード・ペンタゴンの外装は恐ろしく強固だ。まずは装甲の薄い部分を探さして………うん?』
「どうしました、アラン?」
『ドロレス、そこに入れないか? ここのポイントだ。外壁に穴が開いているのが見えるだろう』
「………はい、こちらでも確認しました。少し狭いですが、確かにノーバディでも通れそうです」
『大戦中の損傷か、はたまた経年劣化か―――どちらにせよ好都合だ。
 ドロレス、その穴からスフィアード・ペンタゴン内に侵入、ドローンを起動させろ。
 恐らく内部は通信ができなくなる。ドローンの起動ポイントはお前に任せる。いいな?』
「了解です」

【ノーバディ、スフィアード・ペンタゴン内に侵入。スフィアード・ペンタゴン内には通信電波は届かないため、以降はアランとの通信は無し】


【スフィアード・ペンタゴン内を進み、たどり着いたのはRS3のラストステージ的な空間】

「内部にこんな空間があったなんて………」


【ドロレスは機体下部に接続されていたドローンを切り離す。ドローンはドリル状で、スフィアード・ペンタゴンの装甲に潜り込んで物理的にハッキングする】

まずはスフィアード・ペンタゴンの電源が生きているかどうかを確認する。
これほどの大要塞のコンピューターだ。ドローンが積んでいるバッテリーでは、電力に少々不安がある。
ドロレスはドローンを介し、生きている可能性のある回路を探っていく。これはダメ。こちらもダメ。ならばあちらは―――
そうして場当たり的に信号を流している内に、1ツ使えそうな回線が見つかった。しかも運の良いことに、その回線は発電設備に繋がっていた。
ドロレスが指示を出すと、途端に当たりが明るくなった。スフィアード・ペンタゴンが目覚めた。

「………どうやら、余計なものまで起こしてしまったようですね」

辺りにアラートが鳴り響く。施設の各所が動き、レーザー砲台が露出した。凄まじい数だ。

「いいでしょう。ハッキングが完了するまでの暇つぶしです!」


【耐久弾幕。制限時間まで敵の攻撃をかわし続けることでミッションクリア。そしてドロレスは目的のプログラムを手に入れ、帰還する。第8話終了】